前回の続きです
学生時代、わりに奥手でまじめに勉強する子だった彼女に、よく男の子を紹介していたのは私だったのに、卒業後は立場がまるっきり逆転、彼女が私に男の子を紹介した。
しかも、「医者」「弁護士」系のブランド男ばっかり。
ところが、「女の編集者」という職業を喜ぶ男などいるはずもなかった。
彼女はもてて、私はまったくもてなかった。
やがて彼女は当時のスチュワーデスご用達"女優サングラス"をいつもかけてて芸能人みたいになり、私は付き人みたいだったと思う。
職業は、女の明暗をかくも激しく分けてしまうのかと、その時思い知ったのだった。
男とは違った意昧で職業は女の運命を変えてしまう。
でも、職業と"女であること"は別。
キレイに効かない職業に就いてなお、キレイであれたら、それは最高……。
そう思い直して自分を元気づけたのである。