シューマン
交響曲第3番変ホ長調作品97《ライン》
この曲は、シューマンの作曲した最後の交響曲である。
シューマンは、40歳(1850年)のとき、愛妻クララとともに希望に燃え、新しい土地デュッセルドルフへ、指揮者として着任した。
彼は、ライン地方の、のびのびとした田園風景に魅せられ、創作意欲をかきたてられ、着任後わずか4か月という猛スピードで、「交響曲第三番《ライン》」を完成し、その翌年の1851年の2月6日に、デュッセルドルフで初演している。
曲は、全部で5つの楽章からできているが、全体に牧歌的な気分があらわれたもので、シューマンの交響曲のなかでは、とくにロマンティックな情感にあふれた傑作である。